京都家庭医療学センター

京都家庭医療学センター

Kyoto center for family medicine (KCFM)

トピックス

コミュニケーションを振り返る

本日のレジデント・デイは5名参加で、SEEAと振り返りを行いました。
SEEAでは、患者からの不満がスタッフ経由で伝えられた事例について省みました。そのケースの概要としては、患者からの不満がなかなか外に出ず、たまった不満が噴出する形で出され、それ自体も主治医としてダメージが大きかった上に、同時に「スタッフからの信用されていない?」と感じる出来事もあり、ダブルパンチの形になりました。
その出来事とは、患者からの不満がでてきたときに、検査で病棟不在だった主治医に報告される前に他の医師へ相談が行く、というものでした。主治医は研修施設の異動からあまり時間が経っていないタイミングであり、互いの行き違いからスタッフからも信頼されていないなと感じても無理はないなと共感されるエピソードでした。
しかし、それを契機としてスタッフとのコミュニケーションでお互いの言い分・気持ちを伝え合い、患者の本音も聞き出すという事態を好転させる結果となったようであります。
さらに、どうすればよかったか、どのようなコミュニケーション手段がありえたかなどを議論していきました。
このように振り返ることで、専攻医のレジリエンスもさらに高まるであろうと感じました。
#SEEA、#医師患者関係、#コミュニケーション