京都家庭医療学センター

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Kyoto center for family medicine (KCFM)

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振り返り・SEEA:骨粗鬆症治療は?禁煙・アルコール多飲の行動変容は?

 本日のレジデント・デイは7名参加で、近況報告、症例検討、振り返り、SEEAを行いました。
 近況報告としては、土曜日に家庭医専門医試験を受けに行ったら梅田で道に迷った話、コロナで一年間延期していた母の還暦祝いをした話、自分の妊婦健診で初期研修以来にNSTをみた話、週末に診療所医師集会に参加したり研修医向けレクチャーを作成した話、日曜日にゴジラの映画を観た話、水頭症のため意思疎通の難しい患者さんの診察に苦労している話、ACLS/BLS勉強会の準備を終えて久しぶりに余裕ができたと思ったら帯状疱疹に罹患した話などが出ました。
 症例検討では、腎機能低下・低Ca血症のある患者さんの骨粗鬆症治療をどうすれば良いか、相談がありました。Ca値の推移に合わせた治療選択だけでなく、慢性腎不全・低Ca血症の原因検索も進める方針となりました。また、家族や友人が喫煙していることから禁煙が難しそうな患者さんに対し、どのように禁煙を勧めていけば良いかについても相談があり、行動変容の方法について皆で意見を出して勉強しました。
 振り返りでは、骨髄穿刺や気管挿管の手技がうまくいかなかったことへの反省、今後は卒煙や外来での鑑別診断についても学んでいきたいという話が出ました。SEEAでは、アルコール性肝障害の患者さんを退院させるタイミングに迷った話が出て、アルコール多飲者に対する行動変容についても議題に上がりました。ここのところ食生活の改善・禁煙・断酒に関する行動変容について、レジデント・デイでよく話題になることもあり、来週は行動変容の勉強会を行うことになりました。加えて、輪読会も行う予定です。よろしくお願いします!

キーワード:#レジデント・デイ、#症例検討、#振り返り、#SEEA、#行動変容
記事作成者:細尾真奈美