輪読会の後に近況報告がありました。その中で、アルコール関連疾患についての話に繋がっていきました。飲酒量低減薬が存在する、内服することで実際に効いた例がある、ただ、減酒に至るには、患者本人が減酒する意志が必要であり、かつ、減酒を担当する医師の外来に通わなければならない等のご指摘がありました。アルコール関連障害を扱うことで、システム改善やSDHのポートフォリオを作成することも可能かもしれないとのご指摘もありました。
予防医学と健康増進のコアレクチャーがありました。予防医学と健康増進はポートフォリオに求められる課題の一つです。予防にも、一次予防・二次予防・三次予防がありそれぞれ異なります。健診と検診も異なります。後者は特定の病気を見つけるために行う検査です。検診にも、対策型検診と任意型検診(対策型検診以外の検診)があります。予防医学の具体的な活動としてヘルスメンテナンスの4項目があります:スクリーニング、患者教育、予防接種、予防的薬物治療。ヘルスメンテナンスとヘルスプロモーションは異なっていて、前者は診療の場で、後者は人々の生活の導線上の場で行われます。専門医研修の目標で、診療の場において求められることと、コミュニティの場で求められることの両方があり、それぞれ詳細がありますので、研修している先生方は確認することが勧められます。ライフステージに合わせた代表的なヘルスメンテナンス項目があります。ハイリスクストラテジーとポピュレーションストラテジーがあります。上記のことや、その他の、予防医学と健康増進に関わることにつき、講義して頂きました。
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