京都家庭医療学センター

京都家庭医療学センター

Kyoto center for family medicine (KCFM)

トピックス

輪読会とメンタルヘルスレクチャー

 本日のレジデントデイは7名参加でした。
 15時より先週に引き続き、藤沼康樹先生の「家庭医療診療所におけるチームワーク」について輪読会を行いました。同じ医療スタッフでも介護職、看護職で価値観が異なる例を勉強し、異文化理解について学びました。普段働いていても、職種によって熱意の差を感じたり、医師同士でもお互いの診療科の理解ができなかったりといったことを感じます。異文化感受性発達モデル6つの段階を用いると自文化中心的に位置する状態と考えられますが、ダイバーシティをチームワークに活かす仕組みを普段から取り入れることでお互いの強みを生かして課題や目標に取り組むことができそうです。
 その後、近況報告を行い、宮川先生によるメンタルヘルスのレクチャーがありました。プライマリケア医が精神科疾患を鑑別する際に活用できるMAPSOやBATHE法といった治療法を学びました。レクチャーを受けて症例検討では新型コロナ感染症後に職場復帰困難となった例をあげ、適応障害とうつ病の違い、精神科に紹介すべき例について学びました。

キーワード:#レジデント・デイ #輪読会 #MAPSO #BATHE法