京都家庭医療学センター

京都家庭医療学センター

Kyoto center for family medicine (KCFM)

トピックス

2020年9月29日「レジデントデイ_ポートフォリオ検討」

 本日のレジデント・デイは、京大からのゲストもお迎えして5名で開催しました。最初に近況を報告しあいながら、時には脱線し交流を深めました。
 ポートフォリオの検討では、80代の胃癌術後、頚髄症による末梢神経障害、ANCA関連血管炎、腎不全、心不全、SAS(CPAP施行)、高度難聴などの多疾患併存の方の、緩和ケア以外の治療的介入拒否への対応を検討しました。多職種での統一的対応や、患者/家族との信頼関係の構築、治療目標の一致、患者中心の医療の方法によるアプローチなど、議論が深まりました。時間切れでポートフォリオは1つしか検討できませんでしたが、ポートフォリオを検討することにより様々な学びがありますので継続して検討していくこととしました。
 来週は、研修の振り返りとSEEA(Significant Emotional Event Analysis)を予定しています!

キーワード:ポートフォリオ、治療目標の一致、患者中心の医療

記事作成者:高木幸夫