京都家庭医療学センター

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Kyoto center for family medicine (KCFM)

トピックス

ポートフォリオ検討:家族志向のケア、臨床研究「病棟での転倒転落症例の分析」

 本日は6名でwebでのレジデントデイを開催し、J-OSLER、ポートフォリオ、研修相談、家族志向のケア、臨床研究などの話題がでました。
 近況報告では、J-OSLERやポートフォリオの作成が大変だという話やその具体的な作成方法の共有、通常の感染症患者が減っている等の話や、研修内容の相談などもありました。また、COVID-19感染患者数増のため休日は活動自粛しているという話から、症状からCOVID-19を見分けるのが難しい、今後の検査体制拡充の方向性など意見交換しました。
 その後、ポートフォリオ「家族志向のケア」についての検討がありました。認知症末期・老衰の患者さんの家族との関係性構築に難渋した例で、家庭・教育・経済的要素について考え、気遣い、共感、信頼を構築してゆくことの有効性などについて再認識したとのことでした。家族志向のケアの考え方や、参考文献などの紹介もありました。また、別の専攻医からも「家族志向のケア」のポートフォリオ症例の相談がありました。1つ目は、癌終末期の患者・家族の意思確認に難渋したものの、相談を重ねることで自宅看取りという希望を明確にして、それを叶えることができた例。2つ目は、呼吸器疾患と精神疾患があり入院となった方の、今後の方針について家族希望がはっきりしない症例で、Keyとなる人物を見つけることが出来たことによって、希望を明確化できた例。このどちらが家族志向のケアとして適切か?など検討しました。
 さらに、もう1例、臨床研究「転倒転落事例の患者背景や転倒時の状況の分析」についてのポートフォリオの途中経過の発表がありました。高齢者の転倒については、かなり注目されている分野でもあるようで、アセスメントツールなども多々ある様です。

Key Words:レジデントデイ、J-OSLER、ポートフォリオ、研修相談、家族志向のケア、臨床研究
文責:横山 加奈子