京都家庭医療学センター

京都家庭医療学センター

Kyoto center for family medicine (KCFM)

トピックス

2020年10月3日「滋賀県キャリアアップ研究会_Withコロナのコミュニティデザイン」

 今日はオンラインで滋賀県多職種キャリアアップ研究会に参加しました。参加者は滋賀県内・県外合わせて参加者約130名程度、KCFM指導医である佐々木隆史先生が司会を務め、youtube生配信で行われました。
 メインはコミュニティデザインで有名な山崎亮さんをゲストに迎えたシンポジウムで、「コミュニティデザイン コロナ前より良い在宅生活・医療へ」をテーマに様々な質問に答えて下さいました。COVID-19によりオフラインで人々が集まりにくくなった今、山崎さんが行ってきたワークショップ(以下、WS)もオンラインでの開催が主流になってきているそうです。「オンラインだと参加できない方々(スマホ・タブレットを持っていない、Zoomなどの使い方が分からない方々など)が出ることに目が行きがちですが、実はこれまでのオフラインのWSでは無意識に排除していた方々(子育て中のママさん、簡単に外出できない障害者の方々など)がいて、そういう方々は逆にオンラインWSだからこそ参加できる」、「高齢者がオンラインで繋がる技術を持てないなんて考えは都市伝説(教えれば使いこなせる)」などなど、自分の中の考えが根本から変わる話がたくさんありました。「オンラインで繋がる方法を教えるのは医療福祉にかかわる我々には必須のスキル!」とのことで、これから在宅の患者さん等に広めていこうと思います。
 他にも健康体操や口の機能維持の体操などを実体験したり、佐々木先生作の訪問診療体験VRを体感したりと充実した研究会でした。今後KCFMでも、オンラインでのコミュニティデザインを実践していけたらと思います!

キーワード:滋賀県多職種キャリアアップ研究会、コミュニティデザイン、山崎亮、オンラインワークショップ
文責:山田美登里