キーワード : 卒業試験、CSA、緩和ケア、病診連携、死亡診断、医師の振る舞い
2020年7月18日(土)にKCFMの家庭医療専攻研修の卒業試験の1つCSAと、KCFM夏企画がありました。例年は実際に1か所に集まって行うのですが、今年はCOVID-19の影響もあり、Zoomでの開催となりました。KCFMの医師が11名、ゲストの医師4名、医学生2名、事務2名の合計19名の参加と多くの方に参加いただきました。
卒業試験のCSAの内容は、実際の家庭医療専門医試験を意識した出題内容で、日常病、救急、小児など全部で6つの異なるテーマごとに模擬患者に対しての診察を行い、その後試験管からの口頭試問に答える、といったものでした。
夏企画の方は、2部制で、最初に「緩和ケアにおける病診連携がスムーズにいった症例~入院できてよかった・家に帰れてよかった」と題して大庭専攻医が症例のプレゼンテーションを行いました。その後、山田美登里専攻医による「患者さんが亡くなる時の医師の理想の振る舞い」をテーマとしたワークショップにて、死亡診断時の医師の立ち居振る舞いについてのレクチャー、ビデオ視聴、小グループでのディスカッション等を行いました。看取り経験のない参加者もいましたが、皆で経験を共有し、よりよい看取りについて積極的な意見交換がなされていました。
文責 横山加奈子