本日のレジデント・デイは4名の参加でした。
近況報告では、子育ての話、入院中のZOOM面会の話、夜間の呼び出しの話、週末のZOOM講演会の話などがありました。コロナ以来、ZOOMなどの遠隔でのコンタクトが多くなりましたが、良かれ悪しかれうまく対応していくしかありません。
研修振り返りとSEEAは、本来は第1週に行っているものですが、先週できなかった分をしました。SEEAでは、心不全と腎不全の合併症例で、心腎症候群を疑っていたが、腎不全は腎後性腎不全だったことが判明した事例の振り返りでした。思い込みは禁物！いろいろと気づきがある報告でした。
ポートフォリオ検討は、「連携重視のマネジメント」の領域のもので、退院に向けての調整の中で、関係している人々の思惑の差異や周囲の状況の困難さが次々と明らかになり、多職種で関わる中で解決策を模索した事例でした。退院調整から困難事例が明らかになることはよくありますが、この事例はなかなか大変なケースで、解決策にみんなで頭を悩ませました。
病気がきっかけで生活困難があらわになる（裏を返せば、普段からギリギリで生活している）ケースは以前からありますが、コロナ禍で深刻度が増しているように思われます。地域での家庭医の役割と多職種連携がますます重要になりますね。
次回は、症例検討とポートフォリオ検討、輪読会の続きを行う予定です。
キーワード：#レジデント・デイ ＃ポートフォリオ検討 #研修振り返り #SEEA #多職種連携
記事作成者：高木幸夫
患者家族の影響 »