2026/2/10のレジデントデイは、ポートフォリオ検討を行いました。


症例1 患者中心の医療
50代男性。尿失禁・便失禁・食欲不振を主訴に来院。アルコール使用障害が原因と考えられた。心理的要因・社会的要因に調べた。社会との関わりが少なく抑うつ気分になり、飲酒につながっていた。飲酒でさらに社会から遠ざかるという悪循環になっていた。飲酒習慣をめぐって母と対立することも抑うつ気分の原因になっていた。患者の話を傾聴し、患者の感情や価値観を否定しないように努力した。患者は飲酒の専門治療を受けることに合意した。
フィードバックの一部:
・感情・期待・解釈・影響の定義を理解すること
・共通の理解基盤を形成する際に、どのような問題の定義や役割の決定があったか
・家族がどう思っているかも記載するほうがよい
・行動変容があった場合、何がきっかけだったか意識すること
症例2 多疾患併存
80代男性。当院から訪問診療中。うっ血性心不全(HFpEF)に対して体重・胸水等をみながら薬剤調整している。低カリウム血症:血液検査にてレニンとアルドステロンは低値。カリウムが低いのはアルドステロンが理由ではない。カリウム錠剤を投与している。その他、治療中の疾患に、貧血、2型糖尿病、血小板減少症、高血圧症、認知機能低下、脳梗塞等がある。
ディスカッションであった指摘の一部:
・HFpEFに対して初めからSGLT2阻害薬を使うことはおかしくない。
・HbA1cは様々な影響を受ける。例えば、HbA1cが下がっていて、まるで糖尿病が改善したようだったが、Hbが下がっていたからそう見ていただけということがありうる。
・浮腫と血管内脱水は同時に起こる可能性があるので、浮腫に対して利尿をかける時はそのことに注意が必要。
参加者(敬称略):大西、高木、細尾、三上、宮川、山形
#KCFM #京都 #レジデントデイ #患者中心の医療 #多疾患併存 #心不全治療