京都家庭医療学センター

京都家庭医療学センター

Kyoto center for family medicine (KCFM)

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意思決定支援をテーマにPF検討

 本日のレジデント・デイは7名参加で、ポートフォリオ検討会を行いました。今回はスペシャルゲストで、昨年アメリカに移住したKCFMメンバーも参加してくれました! 近況報告では英会話の勉強のためにアメリカの保育園で働いている話など、楽しく伺いました。
ポートフォリオ検討会では、認知機能障害のある人の意思決定支援をテーマにしたポートフォリオを皆で検討しました。施設入所中で、身寄りがなく、認知機能障害のある方に癌が見つかり、患者本人は治療をしないと主張する中で、その意思決定で本当に良いのか、主治医が困惑するという症例でした。主治医を務めた専攻医の先生が、意思決定能力の評価方法について精神科の医師に相談したり、患者が生活している施設スタッフに頼んで患者と話し合う場を持ってもらったり、様々な関係者と協力しながら患者の意思決定を支援した様子がよく伝わってくるポートフォリオでした。短期記憶障害があっても意思決定は可能であること、意思決定支援における多職種連携の重要性を皆で再確認しました。
キーワード:#レジデント・デイ #近況報告 #ポートフォリオ #意思決定支援
記事作成者:細尾真奈美