京都家庭医療学センター

京都家庭医療学センター

Kyoto center for family medicine (KCFM)

トピックス

患者家族の影響

本日のレジデントデイは4名で行いました。
最初の近況報告では、医療文化人類学の本や、様々な分野の未来予測の本の紹介、最近購入したもの、家族の入院で患者家族側としての体験などの話題があがりました。1週間といっても、色々な人が集まると、その分色々な近況がありますね。ご紹介された本も面白そうな内容でした。
 その後は、心不全・頻脈性の心房細動の患者さんの症例相談や、家族志向アプローチの輪読会を行いました。良くも悪くも家族というのは大きな影響を与える存在ですので、患者さんだけでなく、その家族も交えて考えたり、アプローチを行うのは家庭医療学の世界ではよく聞く話ではあります。しかし、その専門家である「認定ファミリーセラピスト」「家族看護専門看護師」との連携・協働というのは、なかなか専門家に会う機会もなく、従って連携した経験がない、という話などもありました。そこから派生して、京都民医連の2つの病院でのそれぞれの緩和ケア病棟での臨床心理士さんとの連携の仕方などについての、意見交換もありました。
 来週は、2021年最後のレジデントデイの予定です!また一段と寒くなる予報でもありますので、仕事納めまで体調には注意して生活したいと思います。

キーワード:#家族志向アプローチ #連携 #医療文化人類学 #未来予想 #患者家族体験
報告者:横山加奈子