京都家庭医療学センター

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Kyoto center for family medicine (KCFM)

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レジデントデイ_映画・本紹介+研修相談+家族志向のケアPF検討

 本日のレジデントデイは、来年度からKCFMで専攻研修開始予定の先生や、京大からのゲスト参加もあり合計7名で行いました。簡単な自己紹介(皆さん色々な経歴がある様子です)後、専攻医からの映画・本の紹介、研修内容相談、家族志向のケアのポートフォリオ相談と盛りだくさんの内容でした。
 映画の方は、日本やその他の国の8本の映画について医学的な側面も踏まえた感想などを披露してもらいました。その中で、シネメデュケーションについても話題になりましたが、医学教育での映画の活用についてはまず題材を見つけるところから難しさがありますね。次いでスマートフォン依存などについての本の紹介があり、その本を読んだ専攻医はスマホやインターネット検索の怖さを感じたという事でした。インターネットやその他のツールで多くの情報にアクセスできる現代だからなおの事、正しい情報の取捨選択の難しさなどあります。文明の利器は便利な反面有害なこともあるようですが、かといってそれのない時代には戻れないので、どのように付き合っていくか?という問題になるのでしょうか。
 そして、来年度の研修希望などについても意見交換しました。病院(入院)とは違う場面で求められるスキルについても話題になりました。
 「家族志向のケア」のポートフォリオの検討も最後に行いました。貧困からセルフネグレクト、家庭内暴力などのある症例で、これからも継続して関わっていく予定としている、とのことで今後の追加での家族状況確認や治療方針の検討などが待たれます。
 来週はまたポートフォリオの検討を行う予定です。

キーワード:レジデントデイ、映画、シネメデュケーション、本、スマホ依存、研修内容相談、家族志向のケア、ポートフォリオ
記事作成者:横山 加奈子