今週のレジデントデイは4名で行いました。
前半は現在の病院での研修の内容や今後のプライマリケア研修のあり方について、話しをしました。特に診療所での継続した診療の経験や振り返りの機会の確保についての話題になりました。その後、ポートフォリオ検討として、山田先生からは「継続的ケア」に関する症例を提示いただきました。初期研修医の時から継続して診察された患者さんに対し、ACOSの診断や治療だけでなく、禁煙外来を行ったり、精神疾患のコントロールを行ったり、ワクチンを通して健康教育をしたりと、患者さんと信頼を築きながら家庭医らしい多様な関わりをされてきたことを発表頂き、感銘を受けました。大庭からは「教育」について、初期研修医の診療所研修のメンターをさせた頂いた経験を報告しました。教育においては目標設定や教育プログラムの組み立てだけでなく、学習者やプログラムの評価、フィードバックが重要であることを教えて頂くことができ、ポートフォリオのブラッシュアップだけでなく、今後の教育の機会に生かしたいと思いました。
これから年末にかけてのレジデントデイでは、3年目専攻医のポートフォリオ検討が続く予定で、自分の診療姿勢を振り返るよい機会になると楽しみにしています。
キーワード:レジデントデイ、ポートフォリオ検討
文責:大庭まり子