京都家庭医療学センター

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Kyoto center for family medicine (KCFM)

トピックス

ため込み症を考える。

 今週のレジデント・デイは、近況の報告とSEEAと振り返りを行いました。
 ふじみ野市の立てこもり事件が話題に上り、意見交換を行いました。医療従事者にとって、特に訪問診療を行っている身には、ショッキングな出来事であることが共感されました。
 日常的によくあるシュチュエーションであり、飛び道具への対応は別問題かと思いますが、患者家族とのトラブルになりそうなときへの対応・相談などの重要性は改めて感じました。
 SEEAでは、急性心不全で、初診後の入院で軽快したものの、自宅状況などの周辺状況が露わになり、ため込み症で自宅退院が難渋した症例について共有されました。状況認識についても周囲の感覚と本人の感覚に差があり、解決を難しくしていると考えられました。
退院後も、継続的に他者の眼が入ることも重要であると意見が上がりました。

キーワード:#レジデント・デイ、#SEEA、#ふじみ野市立てこもり事件、#ため込み症

記事作成者:山本