京都家庭医療学センター

京都家庭医療学センター

Kyoto center for family medicine (KCFM)

トピックス

BPSモデルPF検討+糖尿病管理に難渋する症例の相談

 本日は7名の参加で行われました。近況報告に始まり、ポートフォリオ検討と症例検討を中心に行いました。
 近況報告では、7月の#家庭医療専門医試験、専門医の提出書類、初期研修教育の一環の#MGH case recordの話から動画編集時の偽サイトや駐車の課金システムに騙された話(今回はなぜか騙された話で盛り上がりました)などの日常に関わる情報共有などが出ました。
 その後#ポートフォリオの提示がありました。諸検査で異常を認めない浮遊感や頭痛を持つ患者に対して、#BPSモデルを用いた検討や#ストレスコーピングの考え方を使った介入を行っている症例でした。図を用いることで、書き手の理解やポートフォリオとしてもまとまりやすいこと、ポートフォリオとしてどこに焦点を当てるかといった意見などが上がり、今後の参考となる時間になりました。
 続いて、高齢男性の増悪する糖尿病や心不全と喫煙を含めた生活習慣の見直しに苦慮している入院症例を検討しました。訪問診療患者であり、在宅ではなかなか行えない悪性疾患の検索や尿検査などを漏れなく行うこと、本人の#人生観や考え方の確認を行うこと、離婚した妻の関わりがあり、家庭背景の確認などを手掛かりにしていくなどの意見の交換を行いました。
 来週は、6月のSEEAと振り返りになります。宜しくお願いします。

キーワード:#レジデントデイ #ポートフォリオ #BPSモデル #症例検討 #行動変容
記事作成者:山本侑吾