京都家庭医療学センター

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Kyoto center for family medicine (KCFM)

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「がん患者の悪心・嘔吐」レクチャー&症例相談(色々)

 本日のレジデント・デイは6名参加で、「がん患者の悪心・嘔吐」のピアレクチャーと症例検討会を行いました。
 近況報告としては、桂の中村軒のお赤飯が美味しいという話、子供が風邪をひいたのを看病してうつってしまった話、迫りくる家庭医療専門医試験にブルーになっている話、今週末の専攻医セミナーの準備が大変という話、日曜日に裏山の伸びた竹を切ったり、中南米のコロナウイルス感染症に関するオンライン講演会を聞いた話、担当患者さんが増えて病態の把握が大変という話が出ました。
 学習会では、『がん患者の悪心・嘔吐』をテーマに、専攻医がピアレクチャーを行いました。緩和ケア領域における悪心・嘔吐の症状緩和について、病態機序や病態に応じた制吐薬の選び方、消化管閉塞に対する対応などを学習しました。
 症例検討会では、リウマチ性多発筋痛症(PMR)疑いの症例について診断をどのようにつければよいか、頻回受診している患者の受診動機にどのように応えればよいか、糖尿病のコントロールがうまくいかない患者にどのようにアプローチすればよいか、意思決定が揺れ続ける患者の診療方針をどのように決めればよいか、などの相談が上がりました。それぞれ、医学的な視点だけでなく、家族ケアなど様々な視点からお互いに意見交換を行いました。
 来週は、6月第1回目のレジデント・デイのため、研修の振り返りとSEEAを行う予定です。来週もどうぞよろしくお願いします。

キーワード:レジデント・デイ、ピアレクチャー、症例検討、緩和ケア 、がん患者の悪心・嘔吐、意思決定困難、頻回受診
記事作成者:細尾真奈美